パート社会保険料計算シミュレーション
パート・アルバイト従業員の社会保険料(健康保険料・介護保険料・厚生年金保険料)を簡単に計算できるシミュレーションです。2025年3月の最新保険料率に対応しています。
※ この計算シミュレーションは、2025年3月時点の保険料率を基に計算しています。
※ 実際の保険料は、加入する健康保険組合や事業所の所在地などによって異なる場合があります。
※ このシミュレーションは参考値であり、正確な金額については専門家にご相談ください。
パート社会保険加入の基礎知識
パート・アルバイトの方でも、一定の条件を満たすと社会保険(健康保険・厚生年金保険)に加入する義務があります。2024年10月からは、社会保険の適用拡大により、さらに多くのパート労働者が社会保険の対象となります。
社会保険の加入条件
以下の5つの条件をすべて満たす場合、社会保険に加入する必要があります:
- 週の所定労働時間が20時間以上
- 月額賃金が8.8万円以上(年収106万円以上)
- 雇用期間が2ヶ月を超えて見込まれる
- 学生でないこと(一部例外あり)
- 従業員数が一定規模以上の事業所で働いていること
- 2024年9月まで:従業員101人以上の事業所
- 2024年10月から:従業員51人以上の事業所
2024年10月からの適用拡大により、従業員数51人以上100人以下の事業所で働くパート労働者も社会保険の加入対象となります。
社会保険料の負担
社会保険料は事業主(会社)と被保険者(従業員)が原則として半分ずつ負担します。ただし、雇用保険料は労使の負担割合が異なります。
- 健康保険料:労使折半(各都道府県の保険料率による)
- 介護保険料:労使折半(40歳以上65歳未満が対象)
- 厚生年金保険料:労使折半
- 雇用保険料:労働者負担分は給与の0.6%~0.7%(業種により異なる)
扶養の範囲内で働く場合の注意点
配偶者の扶養に入りながら働く場合、以下の収入の壁に注意が必要です:
- 年収106万円の壁:これを超えると社会保険に加入義務が生じる可能性があります
- 年収130万円の壁:これを超えると所得税の配偶者控除が減額されます
- 年収150万円の壁:これを超えると配偶者の会社の配偶者手当がなくなる場合があります
社会保険に加入すると、将来の年金額が増える、傷病手当金や出産手当金を受け取れるなどのメリットがある一方、手取り収入が減少するというデメリットもあります。自身の状況に合わせて、最適な働き方を検討しましょう。
パート社会保険料計算シミュレーションの使い方
第1段階:基本情報の入力
計算に必要な基本情報を入力します。年齢、会社の所在地、業種、学生かどうかを選択してください。年齢は介護保険料(40歳以上65歳未満が対象)の計算に影響します。会社の所在地は健康保険料率に影響します。
第2段階:労働条件の入力
週の所定労働時間を入力します。社会保険の加入条件として、週20時間以上働いているかどうかが重要です。また、会社の従業員数を選択してください。従業員数によって社会保険の適用範囲が異なります。
第3段階:給与情報の入力
基本給、残業代、通勤手当など、毎月の給与に関する情報を入力します。月額8.8万円以上の収入があるかどうかが社会保険加入の条件となります。また、賞与がある場合は、その金額も入力してください。
第4段階:計算の実行
すべての情報を入力したら、「計算する」ボタンをクリックします。システムが自動的に社会保険加入条件を判定し、該当する場合は保険料を計算します。
第5段階:結果の確認
計算結果画面では、社会保険加入条件の判定結果、月額・年間の保険料、手取り額などが表示されます。また、保険料の内訳や計算方法の説明も確認できます。必要に応じて条件を変更して再計算することも可能です。