エンジン圧縮比計算
※凹型の場合はプラス、凸型の場合はマイナス
計算結果
エンジン圧縮比とは?
エンジン圧縮比とは、エンジンのシリンダー内における最大容積(ピストンが下死点にある状態)と最小容積(ピストンが上死点にある状態)の比率を表す数値です。この比率は、エンジンの効率や性能に大きく影響します。圧縮比が高いほど、燃料と空気の混合気がより強く圧縮され、燃焼効率が向上し、出力と燃費が良くなる傾向があります。ただし、圧縮比が高すぎるとノッキング(異常燃焼)が発生するリスクも高まります。一般的なガソリンエンジンの圧縮比は8~13程度で、水冷エンジンは空冷エンジンよりも高い圧縮比を設定できます。圧縮比は、エンジンのカタログスペックにも記載される重要な指標です。
エンジン圧縮比計算ツールの使い方
第1段階
「総排気量」欄にエンジンの総排気量をcc単位で入力します。例えば、1600ccエンジンであれば「1600」と入力します。
第2段階
「気筒数」欄にエンジンの気筒数を入力します。4気筒エンジンであれば「4」と入力します。
第3段階
「燃焼室容積」欄に燃焼室の容積をcc単位で入力します。この値はエンジンのシリンダーヘッドの仕様によって異なります。必要に応じて「ガスケット容積」と「ピストントップ部容積」も入力します。ピストントップが凹型の場合はプラスの値、凸型の場合はマイナスの値を入力します。
第4段階
より正確な計算のために、「ボア」と「ストローク」の値をmm単位で入力することもできます。これらの値を入力すると、総排気量の代わりにボアとストロークから排気量を計算します。
第5段階
「計算する」ボタンをクリックすると、入力した値に基づいて圧縮比が計算され、結果が表示されます。計算結果には圧縮比の数値だけでなく、計算過程や圧縮比の意味についての説明も含まれます。入力値をクリアして再計算したい場合は「リセット」ボタンをクリックします。